暁に眠る星・・・・天子と勇者達・・・・・出逢い(12)

暁に眠る星・・・・天子と勇者達・・・・・出逢い(12)




1500年前・・・・飛鳥の法隆寺にて


[太子様、逃げてください! このまま、大叔父を待てば、この夢殿は・・・・

焼き討ちにあいます!」



「ドンへ殿? どうされたのです?

大叔父って・・・・蘇我の大叔父ですか?」


そんな・・・・入鹿とは旧知の仲、しかも、その妹は私の妃・・・・

義父である大叔父が・・・・・

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いや・・・・私は分かっていた・・・大叔父が私を疎んじていること・・・

友である入鹿に、全てを譲りたい事など・・・・

だからといって・・・私の一族まで・・・・


「太子様、我が主君は、太子様が邪魔なのです!入鹿殿に・・・全てを譲りたいがために、
太子様一家をこの夢殿で焼き討ちにされようとしています!」

「ドンへ殿・・・・・ユンホ殿は?あの方は無事なのですか?!」


「太子様.。あいつなら・・・ユンホなら絶対に死にません!」


「ドンへ殿・・・・大叔父の気持ちは、前々から分かっておりました・・・・私もことなど気にせず・・・」


「皇子!!!何をおっしゃるのです!!あなたは光の天子!我が主君は・・・・我が主君は・・・・欲にまみえ・・・・」


「ドンへ殿・・・・・何も言わなくても分かっております。私は・・・・いてはいけない存在だったのです・・・」


「太子!!あなたは光の天子!私たちの光・・・・この日の本が地に堕ちるのを黙って見ているのですか!我が主君は・・・」


「あ・・・・・・・・!!」


「ドンへ殿!!!」

その時、門の向こうから、一本の弓が、ドンへ殿の胸を射抜き、ドンへ殿はゆっくりと崩れ落ちた・・・・・


「ドンへ殿!! 誰か!誰か!!曲者です!!」



「太子…殿・・・・・・ドンへは・・・・・私は・・・・裏切者では・・・・あなたを裏切ることなど・・・・・・・」


私の腕の中で、ゆっくりと崩れ落ちるドンへ殿・・・・・

嘘だと、嘘だと言って欲しい!

大叔父の悪意など、とうの昔にわかっていた。


仏をこの日の本にいれようとしたのは、民のためではなく、物部の叔父に対抗するため・・・

なぜ、この地の神に対抗するために仏を・・・・


私には、どちらも同じ美しい波動しか感じないのに・・・・

どちらも同じだと・・・この大叔父には観えていないのだ・・・・



民のために、神も仏も・・・・同じではないですか!

神も仏も有難い存在、民を、この日の本を護って下さるのに・・・・

なぜ、一方を攻撃するのです、叔父上!!




叔父上・・・・民は・・・・民の幸せは・・・あなたに視えているのですか・・・・


まさか・・・風の巫女の力をこんな事のために使おうとしているのですか…・



その時だった。


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「ドンへ!!!」



鬼神の様な勢いで、ドンへ殿に向けられた弓矢を蹴散らし、ユンホ殿が駆け寄って、

ドンへ殿を抱き上げた・・・・


「ドンへ!!ドンへ!!死ぬな!!」

「ユンホ・・・・信じてくれ・・・俺は・・・・・蘇我だが・・・・」

「話すなドンへ!!何も言うな!!分かっている、分かっているから、俺を置いて逝くな!!」



「ユンホ・・・・次は・・・・争いの無い世界で・・・・おなごの話でもして・・・・・」

「何も話すなドンへ!!分かっている・・・・分かっている・・・・・・お前が一番辛かったことは・・・
逝くなドンへ!!俺を、俺を一人にするな!


「はは・・・・ユンホ・・・・声が聴こえる・・・・・死の神の声だ・・・・・嬉しいな・・・・何も視えなくて、何も分からないこんな俺に、
神は、最後に何か言ってくれている・・・・・」



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穢れなき魂を持つ勇者よ・・・・・

私は死を司る神・・・・・

あなたの魂を自由にしましょう。

嘆きの勇者であるあなたには・・・・

忘却を・・・・忘れなさい・・・・裏切りも、陰謀も・・・・・



「ユンホ・・・・・また・・・・会えた時は・・・・笑い合おう・・・・俺が望むのは・・・・それだけだ・・・お前を、太子を・・・護るために」



「ドンへ!!」


「案ずるな・・・・今、死の神が約束してくれた・・・・俺は・・・・自由になり・・・・次にお前に会う時は・・・・笑っているよ」


「ドンへ!!ドンへ!!逝くな・・・・・・俺を置いて・・・・逝くな!!」


ゆっくりとドンへ殿の腕が、ユンホ殿の頬から滑り落ち、ドンへ殿は満足げな笑顔を浮かべ

ゆっくりとその目を閉じた・・・・


「ユンホ殿・・・・・・全ては、私が招いたこと・・・・・どうか、あなたは・・・・生き延びてください」


「太子!!何をおっしゃるのです!!」




「ユンホ殿・・・・私には観えていたのです。大叔父が、何をするのか・・・

ただ、心残りは、私の元へ来てくれた大叔父の娘・・・我が妃。どうか、妃と愛する子供たちを・・・大叔父の元へ」




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「血の繋がらぬ・・・・不義の子を・・・・太子様の血など流れておらぬお子達のために、
太子様は・・・・私には出来ません!!」




「ユンホ殿・・・・分かっていらしたのですね・・・・でも、これは妃のせいではありません。全ては、私の過ちです・・・」
私は、誰も愛せないのですから・・・・・」


「おなごも・・・・いえ・・・・人そのものが・・・・・」


「太子様、その苦しみは、私が永遠に受け止めます・・・・ですから・・・・今以上の痛みは・・・どうぞ、私に・・・・」


ユンホ殿・・・・・・それは・・・無理なのです・・・









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今日は、太極拳の退会があり、その後、打ち上げがあり、いい感じで飲んできました

でも・・・・こんな時ほど(まっ、いつもですが・・・・



家族が寝たのを確認して、またまたWITHを見ながら、感動に浸っております。

どうやら、私の辞書には、「飽きる」という文字が無いようで・・

って、トンペンさんも同じですよね・




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Author:とむにーママ
ユノとチャンミンを心から愛し、東方神起の世界観を大切に、SMファミリーも交えた物語のblogです。恋愛はほぼありませんが、いろんな時代、設定で、どんな言葉が生まれるのか、お楽しみいただければ幸いです。お二人をタローデパリで分析した「秘密の月の部屋」もアメブロで掲載中です。

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